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子どもの歯が心配 子どもの歯が心配

子育て中の親御さんも子供の頃に歯科医院に通った記憶はありませんか？実は乳歯は歯質が弱いため、永久歯よりもむし歯になりやすく、その分お手入れも大変なのです。乳歯をきちんとケアすることで、永久歯に生えそろった後の健康的なお口につなげましょう。

乳歯にもある大切な役割

幼児 イメージ画像 幼児 イメージ画像乳歯は幼児期から学童期の終わりごろまでの短い期間だけ生えている歯です。子どもの顎が成長するにつれて、徐々に永久歯に生え変わっていく乳歯は、どうせ生え変わるからと予防意識が希薄になりがちです。しかし乳歯は後に生える永久歯の場所を確保しておくという重要な役割があり、むし歯が原因で生え変わりが遅れると、将来的な歯並び悪化の原因になります。

また、乳歯が重度の虫歯になると下の永久歯にも変色などの影響を与えることがあります。仮に抜歯の処置をしたとしても、隣の歯が移動してくるなどすると永久歯の歯並び悪化の原因になってしまいます。むし歯は乳歯でもやはり予防するに越したことはないのです。

むし歯予防の処置をしよう

永久歯が5、6年かけて育つのに対し、乳歯は妊娠数か月から1年数か月の成長期間で生え始めるため、エナメル質や象牙質は永久歯に比べ薄くなっています。この乳歯のエナメル質の未熟さは虫歯に弱いということを意味しています。むし歯予防のケアをやっていたつもりでも、むし歯ができてしまう原因がここにあります。そこでむし歯を予防するための処置を当院で受けることをお勧めします。


フッ素塗布で歯質を強化

フッ素 画像生えたての歯は乳歯も永久歯もエナメル質の組織が未熟で脆い状態になっているため、むし歯の進行も早くなります。そこで歯磨き粉にも含まれているフッ化物を歯に塗ることで、エナメル質の耐酸性が向上し、むし歯に強くすることができます。

年に数回繰り返し行うことで、より効果が上がります。乳歯だけでなく、生えたての永久歯もエナメル質が硬くなるまでの2、3年間はフッ素塗布を行うことをお勧めします。

シーラントで歯の溝を埋める

シーラント 画像6歳ごろに生えてくる臼歯は、ゆっくりと時間をかけて歯肉から出てきます。その際に歯磨きがおろそかになってしまい、むし歯になってしまうケースがよくあります。

そこで柔らかく、磨きにくい溝の部分を歯科用プラスチックや歯科用セメントで埋めることで磨き残しや食べかすの滞留を防ぐことができます。シーラントの接着期間は一時的なものなので、時間とともに脱落します。6歳臼歯だけでなく乳歯や永久歯の前歯の裏側にも使用できます。